船橋市浜町2丁目の船橋ヘルスセンターの跡地に作られたのが,三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY(当初は,ららぽーと船橋ショッピングセンター)だ. モール型ショッピングセンターの先駆者として,1981年4月2日にオープンした. ▼解体前の三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAYの西館. ▼旧,展望回転レストランはららぽーとのシンボル的存在だったが,この施設も取り壊される.
だが,ららぽーと西館(旧,ららぽーとウェスト)は,老朽化などから建替えをすることになった.▼ ららぽーと西館は,経営破たんした船橋そごうが建設したものだった.
ららぽーと西館の営業は,2012年1月29日(日)をもって完全営業終了し,現施設は解体作業をおこなっている. 今おこなっている解体は,2012年9月下旬までに終了する予定となっている. 
解体した跡地には,新たな施設を2012年10月から建設が始まり,2013年10月には再オープンする予定になっている. 
なお,今回発表された計画には,三井ガーデンホテルズ船橋ららぽーと跡地の計画は含まれていない. 
ららぽーとTOKYO-BAYなどの大型ショッピングセンターを企画開発しているのが,三井不動産(株)だ. そして,ショッピングセンターの運営管理をしているのが,ららぽーとマネジメント(株)となる. 
三井不動産の近年における活動だけでも,
東京都江東区にダイバーシティ東京プラザをオープン. 岡山県倉敷市に三井アウトレットパーク倉敷をオープン. 東京都中央区にギンザコマツをオープン. 千葉県木更津市に三井アウトレットパーク木更津をオープン. ---などと,三井ショッピングパークららぽーと以外にも多様な商業施設を開発運営している.
さらに,海外でも,中華人民共和国(中国)浙江省寧波市に杉井アウトレット広場寧波をオープンさせている.
では,ららぽーとTOKYO-BAY西館跡地などに建設される施設とは,どのようなものになるのだろうか. 2012年6月28日(木)におこなわれた三井不動産の第100期株主情報株主総会の前後にはなんらかの発表があるのではないかと噂されていたが,その一部が2012年6月29日(金)に発表された...新しい施設は,敷地面積 1万6158m2 (約 127m × 127m 相当)に,4階建ての施設が建設される. 高さは,26.57m で,船橋市条例の高さ規制はクリアしている. 増築される延べ面積は 4万4020m2 にもなる. 今年オープンしたばかりの,イオンモール船橋が,商業施設面積 4万1500m2,総延べ床面積が 12万3297m2 となっている. ▼東関東自動車道(東京湾岸道路)やJR京葉線からもよく見えた巨大な看板も,クレーンでおろされた(右).
基本的には,既存のららぽーと北館,南館と同様の物販販売を中心とした商業施設となる. 飲食店も設けられる. 
特に注目される点は,映画館だ. 同一の施設に複数のスクリーンがあるシネマコンプレックス型の施設になるものではないだろうか. 現在JR京葉線南船橋駅側の南館にある,TOHOシネマズ船橋ららぽーとがそのまま移転になるものと思われる. 現在のTOHOシネマズ 船橋ららぽーとは,従来の映画館をそのまま改造したものであり,建物の高さも十分でなかった. そのため,前の席との段差をつくり,背の高い人が座っても気にならないスタジアムシートの段差が足りないといった不満の声も出ていた. 
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