ジメジメとしたうっとうしい梅雨の季節が続いている. こんな季節の6月から7月初旬に咲くのはハナショウブ(花菖蒲)だ. 分類的には,ノハナショウブ(野花菖蒲)の変種がハナショウブとなる.
民家の前咲いた立派なハナショウブの花.
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「いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」ということわざがある. どちらも優れていて選び迷うこと,甲乙(優劣)つけがたい,といった意味で使われる. アヤメハナショウブ,カキツバタはよく似ていて区別するのは難しい. また,アヤメショウブは,菖蒲という漢字を使うので,さらにわかりにくくしている.
ハナショウブは株分けしてから,冬の休眠期になるまでの成育の良否が,次の年の花の良否を左右する.
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植物学的には,カキツバタアヤメ,ハナショウブは,すべてアヤメ科アヤメ属で,同じ仲間で極めて近い関係にある. 開花の時期で見ると,カキツバタが5月中旬ごろ,アヤメは5月中旬から~5月下旬ごろ,ハナショウブは6月下旬から7月初旬ごろ(品種による)に咲く. 背たけで見ると,アヤメが一番背が低く 30cmから60cm, カキツバタが 50cmから70cm, ハナショウブが80cmから100cm となる.
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素人でも区別しやすいのは,花弁の元を見て判断する方法だ. カキツバタが白の目型模様,アヤメが網目模様,ハナショウブが黄色の目型模様となっている.
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