千葉県企業庁のディベロッパー事業(土地造成整備事業)は,2012年度(平成24年度)末で役割を終えて解体(解散)される. それまでに,千葉県企業庁が管理してきた土地などをできるだけ売却しなければならない.
▼首都東京と千葉県主要都市を結ぶ東京湾岸道路(国道357号)と東関東自動車道(高架橋). ▼国土交通省関東整備局が管理している.
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そのため,千葉県企業庁保有の土地の処分(売却)や土地貸付の見直しをし,公共施設などの市町村への引継ぎも進めている.
千葉県まちづくり公社(現理事長は千葉県交通計画課天下り)に貸付され,近辺の企業などが駐車場として利用していた土地.
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JR京葉線は,もともとは武蔵野線と同じように,京葉線<=>りんかい線<=>東海道貨物線貨物線として計画されたものだった. しかし,その後旅客用に転用された. JR京葉線北側の土地は,JR京葉線複々線化用の予備地(3万7265m2)として千葉企業庁が確保していたものだ.
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1978年に千葉県企業庁鉄建公団との間で,複々線用地が必要となるまで,千葉県企業庁が用地を確保するという覚書によって保有していた. しかし,運輸政策審議会(現,国土交通省交通政策審議会)の答申に,京葉線複々線化は盛り込まれなかったことから,複々線用地確保の覚書は破棄されている.
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千葉県企業庁は,この土地の売却にあたり,JR東日本に購入する意思があるのかを打診したが,回答は不要であったため,つぎの売却先を検討していた.
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そして,この土地を引き取ったのが...
複々線化予備地を引き取ったのが,国土交通省(通称,国交省)だ. 慢性的な渋滞となっている国道357号(東京湾岸道路)の拡張用用地として使う予定だ.
▼国土交通省の,電線共同溝網.
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また,道路管理者である国土交通省は,電線共同溝(C.C.BOX)を進めている. 道路脇の土地を利用し,通信用光ファイバ線などをまとめて収容する電線共同溝を整備している.
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船橋近辺の国道357号の拡張にともない,その電線共同溝(情報BOX)の移設が必要となり,その工事が始まった. 駐車場跡地を使えば,2車線は追加できそうだ.
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