子どもの嫌いな食べ物ランキングのナンバーワンといえば,ピーマンだろうか. だが,この情報はもう古いようだ.
1995年のランキングを見てみると,ピーマン,ナス,ニンジン,レバー,セロリ,トマト,シイタケ,タマネギ,グリーンピース,長ネギの順だった. 上位10品のうち8品が野菜だ. 特に,ピーマンについては,子どもの4人に1人が嫌いだと答えている. 独特の香りと苦みが強いので,ピーマンは嫌われている. その苦味の主成分が,ポリフェノールだ.
さらに10年後の2005年のランキングでは,ゴーヤ(ニガウリ)が堂々のラスト1位,続いてレバー,ナス,ピーマン,トマト,梅干し,肉のあぶらみ,アスパラガス,セロリ,グリーンピースの順となっている. ゴーヤがラストワン入りしたのは,ゴーヤチャンプルーが全国的に一般化したためだろう.
▼最近,スーパーマーケットで販売されているこどもピーマン.
ピーマンは,品種改良によって苦くなくなり,より食べやすくなったことが嫌いな食べ物ランキング順位を下げている. ピーマンは,ビタミンCを多く含み,レモンの2倍,トマトの5倍もあるが,食べやすさと引き換えに栄養価も減っている. ピーマンに限らず,多くの野菜で昔に比べて栄養価が大幅に減少している.
では,最近スーパーマーケットで販売されているこどもピーマンとは何ものなのだろうか...
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1995年のランキングを見てみると,ピーマン,ナス,ニンジン,レバー,セロリ,トマト,シイタケ,タマネギ,グリーンピース,長ネギの順だった. 上位10品のうち8品が野菜だ. 特に,ピーマンについては,子どもの4人に1人が嫌いだと答えている. 独特の香りと苦みが強いので,ピーマンは嫌われている. その苦味の主成分が,ポリフェノールだ.
さらに10年後の2005年のランキングでは,ゴーヤ(ニガウリ)が堂々のラスト1位,続いてレバー,ナス,ピーマン,トマト,梅干し,肉のあぶらみ,アスパラガス,セロリ,グリーンピースの順となっている. ゴーヤがラストワン入りしたのは,ゴーヤチャンプルーが全国的に一般化したためだろう.
▼最近,スーパーマーケットで販売されているこどもピーマン.
ピーマンは,品種改良によって苦くなくなり,より食べやすくなったことが嫌いな食べ物ランキング順位を下げている. ピーマンは,ビタミンCを多く含み,レモンの2倍,トマトの5倍もあるが,食べやすさと引き換えに栄養価も減っている. ピーマンに限らず,多くの野菜で昔に比べて栄養価が大幅に減少している.
では,最近スーパーマーケットで販売されているこどもピーマンとは何ものなのだろうか...
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