2011年度における外国メーカーの輸入車新規登録台数は 22万3272台となり,前年度18万2829台と比べ 22.1% の増加となった. 日本メーカーの逆輸入車(ほとんどが日産)を含めた輸入車新規登録台数は,29万5149台で,前年度 24万0178台と比べ 22.9% 増となっている.
フィアットのアルファロメオ. ナンバープレートとのバランスがわるく,デザインの魅力が下がっている.
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輸入車は,ハンドル席位置やヘッドライトのビーム先の違い以外にも,色々な違いがある. そのひとつが,ナンバープレート(ライセンスプレート)のサイズだ.
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ナンバープレートの違いは,日本仕様のナンバープレートサイズのものに単純に取り替えればよいというものでもない. クルマのデザインも,ナンバープレートのサイズに合わせて設計しているからだ.
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特に,ガイシャを持つオーナーからは,「日本のナンバープレートって何でこんなにダサイんだろう」とか,「AudiやVWのクルマに日本のナンバープレート付けるとマヌケ」という意見が多数出ていた.
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自衛隊車は,一般自家用車とは違う少し横長のサイズのナンバープレートを使っている. 頭2桁の数字[06]は,中型トラック系を表す. 車自衛隊車のナンバープレートのサイズは,「自衛隊の使用する自動車に関する訓令」で決まっている.
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クルマのナンバープレートは,一般的な自家用車などは,自動車登録番号標といい国土交通省が管轄し,サイズが決まっている. さらに,大型トラックには,追突防止のための反射板の取り付けが義務付けられているが,そのサイズも決まっている.
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日本の自動車登録番号標ナンバープレートは,1951年(昭和26年)に制定された道路運送車両法を原点としているが,その後ほとんど変わっていなかった.
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しかし,近年になり,地域振興や観光振興の観点などから,2006年(平成18年)から新たな地域名表示のナンバープレート(通称,ご当地ナンバー)の導入が可能となってきた.
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このような背景から,規制改革推進のための3カ年計画に,「ナンバープレートの寸法と取付方法の国際標準化の推進」が,2007年(平成19年)6月22日の閣議で決定されていた.
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この閣議決定により,,国土交通省が「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」を開催していたが,その中間報告を発表した...
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