船橋オートレース場は,オートレース発祥の地だ. オートレースは,高度成長期に公営ギャンブルのひとつとして市民に娯楽をあたえ,船橋市の一般会計への操出金を提供した.
しかし,レジャーの多様化など,公営ギャンブルの売り上げは減少の一途をたどっている. 特にオートレースは,公営ギャンブルのなかでは最も施行規模が小さく,参加人口も少ない. 各地のオートレースの中でも,まともに儲かっているのは川口オートレースしかないといった状態となっている. 
船橋オートレースも,赤字の垂れ流し状態が続き,廃止寸前となっていた. そのような船橋オートレースに手を貸したのが,笹川系企業の日本トーターだった. 日本トーターに全面的に業務委託させることによって,船橋市は赤字になることはない. 
だが,赤字体質が変わったのかというと,そうではない. 客の高齢化は年ねん進み,新しい客の開拓はできていない. 若い年代や女性の開拓をしなければ,オートレースの明日はない. 
オートレース場に来ている客層とは関係ないと思われるようなイベントがおこなわれてる. 新たな市場を開拓するためだ. 
オートレース発祥の地である船橋オートレース場にて,サッポロビールG1第36回黒潮杯が,2013年4月15日(水)-4月19日(日)でおこなわれたが,この黒潮杯に合わせて数かずのイベントがおこなわれた.
2013年5月18日(土)には,ご当地キャラ春の祭典in船橋オートがおこなわれた. イベントには,普段オートレースには足を運ばないような女性や子ども達が押し寄せた. 
そのご当地キャラの中で最も人気なのが,奇跡のナシの妖精ふなっしーだ. 船橋市非公認ご当地ゆるキャラだ. 
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